ヴェネツィア・スクラップブック

映画「テルマエ・ロマエ」を日本で

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先日のブログで、映画「テルマエ・ロマエ」(2012年4月28日ロードショー)の公開前に、「日本にお住まいの方が羨ましい・・・」と書きましたが、
実は、ドラえもんに「どこでもドア」を出してもらって、
・・・というのはウソで(当たり前か)、
僅か三日間の日本滞在期間の間に、執念で観て来たのでした。

公開直後ということもあってか、会場は大盛況。

なんといっても、想像以上に、主役(古代ローマ帝国のテルマエ:公衆浴場技師ルシウス役)の阿部寛さんが適役。拍手!
古代ローマの街をイタリア人エキストラと一緒に歩いていても、ローマ人に見えてしまうあの顔の濃さ。だけではなくその熱演ぶり。
逆に、日本人と一緒に銭湯や浴室にいても、彼は本来日本人の筈なのに、「古代ローマ人とその他の日本人」にしか見えないところがスゴイ。
そしてあの美しいヌード(古代ローマ人ですから)。その日本人離れした美しい身体を堂々と、あけっぴろげなまでに。映画の画面に向かって「阿部さん、ありがとう」とお礼を言いたくなったのは、私だけではないだろう。

特に笑えるのは、前半部分。
オリジナルの漫画にあるエピソードが次々と、映画という実写になっても漫画的な感じそのままに展開。客席からは笑いが絶えない。漫画で笑った箇所で、ストーリーを知ってはいても、映画でまた笑ってしまう、そんな感じだ。
阿部さんはまさにルシウスなのだけれど、浴場にいる日本人役者さん達があまりにも「平たい」感じで、そのギャップが見事。

脇を支える市村正親さんなどはもう、日本人ではなかった・・・古代ローマの皇帝役が、日本人キャストとしてこんなに適役の人はなかなかいないだろう。日本人が、ローマ皇帝を、そのまま日本語で演じてしまう、この面白さ。

あくまでも個人的な感想としては、前半部分の「オリジナルの漫画に忠実なエピソード」で、もっと笑っていたかった~、というところ。
後半は映画オリジナルのストーリー展開となり、「現代日本と古代ローマを往き来するルシウス」という展開でなくなっていく(ネタバレになるのでストーリーは書きませんが)。数話完結型の漫画を映画に仕立て直すには、ストーリー展開が必要、ということかなあ、と思いながら観ていた。

いずれにしても、阿部さんルシウスここにあり、という入浴スペクタクル。
特に前半、笑えます。

劇場入口で、「特別編」もらえました。
ヤマザキマリの映画用特別編も、載ってます。

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by sumiciki | 2012-05-03 23:31 | 映画・舞台など

ヴェネツィア在住。雑記帳ブログ。
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