ヴェネツィア・スクラップブック

「クリムト~ホフマンとゼセッション(分離派)の足跡の中で」

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ヴェネツィアはサンマルコ広場に面するコッレール美術館にて、
「クリムト~ホフマンとゼセッション(分離派)の足跡の中で」という展覧会を開催している。

今年はグスタフ・クリムト生誕150周年ということもあり、本場ウィーンでも大規模な回顧展が開催されているらしいが、ヴェネツィアのこの展覧会も見応え有り。

クリムトの作品では、例えば「ユーディト(Giudetta)」(ウィーン、Belvedere)と「サロメ(GiudettaⅡ)」(ヴェネツィア、カ・ペーザロ)が同じ展示室に展示されていたり、ウィーンはゼセッション(分離派)会館にある「ベートーヴェン・フリーズ」の複製やその下絵等、多くの彼の作品が一堂に集まっていた。

そしてクリムトのみならず、展覧会のタイトルにも出ている、クリムトと共にゼセッションの創設者の一人でもある同時代の建築家、ヨーゼフ・ホフマンのデザインも多く見ることが出来る。
宝飾、椅子とテーブル、設計図面、デザインの下絵、等など。

この二人だけではなく、早世したクリムトの弟、アーネスト・クリムトの作品やスケッチメモ、クノップフの作品なども展示されていた。

あくまでも個人的に、この展示の目玉として私の中に焼き付けられたのは、クリムトの「向日葵」。
期せずこの作品が目に入った時の、向日葵がまるで悲しげながらも美しい女性の肖像画のようにも見えた時の、「あっ」という、瞬間。
今まで写真では何度か見ていた作品が、ナマの力でこちらに直接迫ってきた瞬間。
こういう瞬間が持てた展覧会は、嬉しい。

2012年3月24日~7月8日
ヴェネツィア:コッレール美術館
Museo Correr
「KLIMT nel segno di Hoffmann e della secessione」

展覧会のサイトはこちら ↓
http://www.mostraklimt.it/


(写真は全て公式サイトより拝借)

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by sumiciki | 2012-04-26 14:33 | 美術

ヴェネツィア在住。雑記帳ブログ。
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