ヴェネツィア・スクラップブック

「おさわがせ元首相」の暴言迷言集

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 慢性的に日本語の本や雑誌に飢えている我らヴェネツィア日本人は、一人が日本から本や雑誌を持ち帰ると、こぞって回し読みする。
 新聞も回し読みである。この場合情報の新しさは二の次で、「日本語の新聞」をめくって読む、というところに第一の価値がある(・・・と思っているのは私だけかもしれないが)。私なぞは、例え10日前の新聞でも、かぶりつく様に読んでいる。

 先日も、日本に一時帰国していた友人が回してくれた11月24日号の「週刊文春」と「週刊新潮」。
 たまたまこの時期がイタリアのベルルスコーニが退陣、新たにマリオ・モンティ政権に交代という時期だったから、両号とも「伝説のベルルスコーニ暴言録」のような記事を載せていた。文春などは、「いなくなるとちょっと寂しい!?」という副コメントと共に、「ベルルスコーニ、伝説の暴言迷言アルバム」と題して、たっぷりの写真と一緒に2ページを割いている。

 改めてベルルスコーニ元首相の「暴言迷言」を読んでみると、あ、こんなことも言ってたっけ、あ、そういえばこんな発言もあったか・・・ときりがない。

「外見と内面が合っていないとね。私はまだ40歳くらいのつもりだから」(2004年:植毛手術を認めてのコメント)
「オバマは若くて、ハンサムで、日焼けしている(色黒、ということ)」(2008年)
「イタリアには美しい女の子が多いから、レイプを防止するのは無理だ」(2009年:国内で多発する強姦犯罪対策についてのコメント)
「君の妻は、私があげたんだ」(2009年:サルコジ仏大統領にささやく。ちなみにサルコジ大統領の妻カルラ・ブルーニはイタリア出身)
「若い女性に目がないことを、詫びる必要もない」(2010年、モロッコ人女性ルビイとの関係についてのコメント)
「美しい女性を好きなのは、同性愛者よりマシだ」(2010年)

・・・・・・きりがない、本当に。

 先日テレビを見ていたら、ステージの上で、俳優ロベルト・ベニーニが満面の笑みで「ノン・チェ・ピュー!!!!!(もういないのだ~)」と観客に叫び、客席がどっと沸いていた。
 ベニーニはアンチ・ベルルスコーニとして有名だから、彼が「誰が」いないのか、主語を抜きに「もういないのだ~!!」と叫んでも、観客もテレビを見ている視聴者も、ベルルスコーニが(首相を退陣して)いないと彼が喜んでいるのだと分かるのである。

 ベルルスコーニ退陣の際のテレビのニュースでは、彼が建物から出て車に乗り込み走り出した車に向かって、「ラードロー(泥棒)!!!」という大きな叫び声。これが全国版ニュースで、イタリア中に流れた。

 そして今、新モンティ首相は経済抜本改革で大ナタを振るい、ベルルスコーニ元首相は数々の裁判で、被告人としていまだにテレビによく現れている。
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by sumiciki | 2011-12-09 23:36 | 日々の生活で

ヴェネツィア在住。雑記帳ブログ。
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